【管理栄養士の転職】未経験で税理士事務所で働いてみた!

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こんにちは。
税理士事務所って、とてもお堅そうな感じしますよね。
やっぱり、税の専門家、お金にかかわることなので
細かいことが多く、妥協が許されません。
まだ1年間しか働いていませんが、1年間の感じたことをまとめます。

✔️税理事務所の仕事ってどんなことする?
✔️税理士事務所で求められることって?
✔️ズバリ、管理栄養士でも税理士事務所は働ける?

では、最後までご覧ください。

税理士事務所とは

税理士事務所とは、下記を行うところです。

・税務代理
 (所得税や法人税、相続税や固定資産税などの税金の申告)
・税務書類の作成
 (所得税や法人税、相続税や固定資産税などの税金の申告に必要な書類を作成)
・税務相談
 (税金に関するさまざまな相談)

これらの業務は税理士の独占業務にあたるため、
税理士資格を持たない税理士事務所で働く多くの人は、これらの業務の補助にあたります

書類の作成などは、税理士が自分するには限界があります。
なので、「税理士補助」として勤務する人が
記帳や申告書の作成などを行い、税理士にチェックしてもらう流れになります。

税理士事務所での税理士補助の仕事

私は、内勤のみの「税理士補助」として勤務しました。
人によっては、税務調査に参加したり・・・と言うこともありました。

・領収書入力や売上処理など記帳
・試算表作成
・法人の決算・申告
・個人事業主の確定申告
・各種補助金申請
・年末調整や給与支払報告書
・源泉所得税の納付手続き
・給与関係の諸々
・その他書類作成や書類整理、雑用など

本当に幅広く行います。

私は1年目で法人18社、個人事業主の確定申告60件を担当しました。
だいぶ、忙しかったです(笑)

コロナ禍では、中小企業向けに事業復活支援金などの支給があり
その申請も税理士事務所で請け負っていたため、それも結構大変でした。
中小企業を顧問先としている場合、結構なんでも屋になります。

1日の流れ

大まかにはこのようになります(笑)
基本、作業というのは
顧問先からの資料(レシート・領収書や請求書)を記帳

試算表の作成

税理士チェック

やり直し



申告書作成
ということの繰り返しです。

毎月訪問して、資料を預かり試算表を作成する会社もあれば
年1度まとめて資料を預かるところもあり、本当に担当する会社によりけりです。

8時30分〜  掃除
8時50分〜  作業
12時00分〜 昼休憩
13時00分  作業再開
17時30分  業務終了 

繁忙期はいつ?残業は?

繁忙期

繁忙期はズバリ『12月末〜3月15日』

年末調整から始まり、確定申告が終わるまでです。

また、プチ繁忙期は5月です。
法人の決算申告期日は、決算期の終了から2ヶ月後の末日です。
日本では3月決算の会社が多いため、その後の5月が申告になるので
必然的に少し忙しくなります。

毎月、月末になると申告期限が迫ってくるため、ばたついてきます(笑)
資料が揃わなかったり、顧問先会社への質問の回答が来なかったり・・・
資料待ちになることも多々です。

残業

確定申告の時期は、週6日出勤が当たり前です。
8時30分に出勤して、21時30分退勤がずっとでした。
なので、13時間会社にいることになります。
いや〜、きついきつい・・・(笑)

税理士事務所で管理栄養士経験は役立つ?

役立ちません。関係ないです!!!笑

でも、どこで働いても
電話応対や来客対応、「報告・連絡・相談」などの一般常識は変わらないので
社会人としての経験は役立ちます
なので、どこで働くにしても
社会人としての一般常識はきちんと身につけておくことが大切です。

名刺の渡し方など
管理栄養士として働いているとする機会も習う機会もないですよね。
そういうところは、YouTubeで勉強しておきましょう(笑)

未経験で働いてどう?

勉強必須

聞きなれた言葉が多かったり、自分のお金に直結することばかりなので
案外スーッと頭に入ってきます。
でも、専門用語もめちゃめちゃ多いです。
教えてもらっても、知らない単語が出てくると「?」になって
頭に入ってこないと思います。

例えば、いきなり減価償却が・・・納期の特例が・・・
と言われても、わかりませんよね。

働き始めてからでもいいので、その都度
きちんと勉強して理解していくことが大切だと思います。

会計ソフトの使いこなしが鍵

どの事務所も会計ソフトを使っています。
会計ソフトを使い慣れていない間が、特に大変でした。
レシート何百枚を入力していきます。なので、入力はスピード勝負です。
早業や、ソフトの中でのショートカットキーを覚えることが大切です。
逆に試算表は、仕分けさえできれば、勝手に試算表が作られます。
(勝手に作られた試算表では、ダメなのですが・・・)

簿記資格取得していると尚良い

私は、働き始めて4ヶ月経過した頃に「簿記3級」を取得しました
本当は簿記2級くらいまであった方がいいです。

働き始める前に、簿記資格を取得していると
おそらく給料のスタートも少し高くなるのではないかと思います。

働き始めて取得する場合は
仕事でしている内容がそのまま簿記試験でも問われたので
勉強しやすく、受かりやすかったです。

向いている人

勉強する人・忍耐強い人

インボイス制度を例にとっても、常に変わっていきます。
なので、勉強し続けなければいけません

また、細かいことが多いです。
1円合わない・・・なんていうこともザラです。
合うまで終われません。
そういう作業が嫌いな人にとっては、きついかもしれません・・・

コミュニケーション能力がある人

税理士、顧問先のお客さん、税務署、事務所内・・・
当たり前ですが、たくさんの人と関わります。

事務職だからこそ、細かい報連相が求められるなあと思いました。

整理整頓が得意な人

書類の量がめちゃめちゃ多いです。
失くすことは許されません。
そして、必要なものを探す際も整理整頓できていなければ
探すのだけで何十分もかかってしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

管理栄養士の先輩と話をして、その方の経験談として
「管理栄養士は、忍耐強い人が多く、細々したことが好きな人が多い」
そうです(笑)

なので、その経験談が正しければ
税理士事務所での税理士補助の仕事は向いている人が多いのかもしれません。